悲報。。。これが銀行員の投信の販売実態!

投資信託

どうも、凪です!

最近はショックなできごとが起きました。

ですので、このお話をもとに皆さんに銀行の金融商品販売の杜撰さについて知っていただこうと思います。

・ブログを立ち上げたきっかけ、自己紹介

始まりは義理の母からのLINE

普段連絡なんて来ることもなく、なんの連絡だろうと恐る恐る開いてみると。。。

義母
義母

投信について聞きたいんだけど。。。

とのこと。

よくよく聞いてみると、、、

義母
義母

愛知県にあるA銀行で3年前に投信を購入したのだが、少額だったせいかその後全くフォローもなくトータルの損失が元本の6割くらいにまでなってしまったの。

もう解約した方がいいのか、このまま持っていた方がいいのかわからなくて。。。

という話でした。

・投資信託についての説明はこちら

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義母が購入した商品とは

購入した商品は「ワールド・リート」と言っていた為、

取引銀行と名前から判断すると、おそらく三菱UFJ国際投信の

「ワールド・リート・オープン(毎月決算型)」であろうと推測。

今から3年程前に購入したとの事であり、仮に2017年7月10日に購入したとすると

基準価額 2,929円

税引前分配金実績 50円

現在の状況は(2020年7月7日時点)

基準価額 1,435円

税引前分配金実績 10円

という状況。

購入当時から考えて基準価額は半分以下。

分配金も今年の2月に20円から10円に引き下げを行なっているという状況でした。

(ファンドの運用状況や、運用実績に言及するつもりはありません。)

この商品を購入した理由

なぜこの商品を買ったのか聞くと、

当時の担当者は

担当者
担当者

この商品はうちの銀行で人気になっていているんです

担当者
担当者

基準価額も他の商品と比べるととても安くて買い時です。

担当者
担当者

分配金も毎月出る商品だし、50円もでます

担当者
担当者

基準価額もこれ以上下がる事は考えにくいので、基準価額が変わらなければ分配金をもらい続ければ定期預金より全然いいですよ

と勧められ購入したらしい

これを聞いてホント呆れました。

でも、これが投資信託を理解していない銀行員の売り方なんです。

ホントお手本の様な売り方です(笑)

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投資信託を理解していない銀行マンの落とし文句

人気がある!

人気があるって、

そりゃそうだろうと

君たちが勧めまくって売上を伸ばしているのだから。。。

個人的に良い投資信託はあまりランキングとかに出てこない商品だと思ってください。

基準価額が安い!

これも大きな間違いですね。

投資信託はファンドが設定されると基準価額は10,000円からスタートします。

基準価額が下がる要因は『分配金を出した』『運用がうまくいかなかった』の2つだと思ってもらっても構いません。

もちろん相場環境が悪化して下がることはありますが、そこはファンドマネージャーの腕の見せ所ですよね。

ですので、基準価額がずっと下がっているという事は、

そのファンドの運用はうまくいっていない

という事ですね。

基準価額はそのファンドの過去からの運用実績だと思ってもらっても過言ではないと思います。

毎月分配金がでる!

毎月分配金が出るというのも、本当にお客さんが求めているのかという事が大事ですよね。

お客さんが『資産を増やしたい』という考えのもと投資信託を購入するのであれば、分配金は不要です。

儲かっている中で分配金が出れば税金が引かれてしまいますし、儲かっていない中で分配金が出れば投資元本を減らす事となります。

分配金が出る商品を購入するという行為は、資産を増やしたいというお客様にとって非常に運用効率の悪い投資法と言えるでしょう。

基準価額が変わらなければ分配金で儲かる!

このフレーズ、投資信託を理解していない銀行員はよく使います。

銀行員がそう説明している為お客様も完全に勘違いしています。

投資信託のアフターフォローをしていると、

「損失は○○円だけど、分配金をあと△△回受け取れば収支トントンになるね」

とよく言われるお客様がいます。

何でそう思うのか、お客様に尋ねると

「前、担当していた人がそうやって言ってたよ。毎回そうやって説明を受けてたけど。」

との事でした。

皆さん!

この説明本当に違いますからね!

気を付けてください!

投資信託は分配金を出すと、基準価額は下がりますよ。

ですので、基準価額が変わらず分配金が出続けるのであれば、

基準価額は下がり続けます!!

お客様、知識のない銀行員に騙されないでください。。。

その後。。。

とりあえず義母には、一通りの運用状況の説明、上記の説明、今後どうするかアドバイスをしました。

すると、

「やっぱり、何にも知識がない私達がこんな事やっちゃダメなんだね。もう騙されない様にするよ。」

と悲しい一言でその会話は終わりました。

結局、もう前に進む気も起きない為、売却をして投資信託などはもうやらないとの事でした。

ホントその言葉を聞いた時は辛かったです。

そもそも、悪いのはお客さんでなくて、その銀行員だろ!

商品選定の理由もめちゃくちゃ。

何を根拠にこれ以上下がらない?

売れている商品だからいい?

毎月分配金が出るから損しない?

本当に怒りを覚えました。

何で同じ銀行員でこんな売り方をしている奴がいるのか。

全く投資信託を理解していないのになぜ売るのか。

こんな実態がまかり通っているから銀行で運用する人は損をする。

資産運用は怖いって言う人が増えるんだよ。

声を大にして言いたい。

全国の預り資産を販売している銀行員の皆さん、お客様に売ったその商品、自分でも持ってるの?

自分の資産全額投資できるくらいの自信あるの?

お客様のお金は自分のお金だと思って提案しろよ!

そんなんだからお客様は離れていくんだよ。。。

今回の内容は書く予定はありませんでしたが、本当に情けなく感じた為少しでも銀行の実態を知ってもらいたいと思い投稿しました。

これを読んでいただき少しでも知識のない銀行員から買ってしまう人を減らしたいと思います。

もし、銀行員から投資信託の提案を受けたお客様がいたら必ず聞いてみてください。

「あなたは持ってるの?」

と。。。

次回はどんな商品を選べばいいのかをお話ししていきたいと思います。

今回は自分思いを伝えるだけの内容になってしまい申し訳ありません。

では、また!

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