こんにちは凪です!
今日は投資信託初心者の方が待ちに待った、ファンドの選び方について話していきたいと思います!
この4つのポイントが全てだと思っています。
賛否両論はあると思いますが、ご自身のファンド選びの参考にしてみてください。
では、1つずつ行ってみましょう!!
なお、初心者の方には分からない言葉も出てくると思ったので用語説明をしたページも作りました。
下記を参考にしてください。
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手数料の安いファンドを選ぼう!
結論これが1番大切だと思います。
手数料の安いものを選びましょう!
以前お話した通り投資信託の手数料には3つあります。
3つの手数料の中で1番注目すべきは信託報酬です。
信託報酬は運用期間中に投資信託を販売する販売会社、信託財産を管理・運用する信託銀行、運用の指示を出す運用会社に支払われる手数料です。
手数料自体は別途支払うものではない為、運用期間中あまり意識されるものではありません。
一般的な信託報酬は年0.5〜2.0%程度となっています。
仮に100万円の運用を行っていた場合、2万円の信託報酬が差し引かれているということになります。
大きいですよね。
これは投資がうまくいっても、うまくいかなくても引かれる手数料となっています。
上記の通り信託報酬は運用期間中に差し引かれている手数料ですので運用期間中はあまり目が行きません。
しかし、普通に考えてみてください。
同じ商品を買うのに一つの商品はランニングコストは毎年5,000円、もう一方は毎年20,000円。
あなたはどちらを購入しますか?
答えは言わなくてもわかりますよね?
ですので、ファンドを選ぶ際は極力信託報酬の低いファンドを選びましょう!
インデックスファンドを選ぼう!
前の項目にも繋がっていますが、インデックスファンドの商品を選んでください!
なぜインデックスファンドなのか?
これもお話していきます。
一般的にインデックスファンド(インデックス運用)は信託報酬が低く設定されています。
投資信託の回で説明したように、指数の値動きに連動した運用を行う為、運用の際にはあまり売買を頻繁に行う事はなく運用の中で売買手数料や、運用を行っている人件費もあまりかからない事から信託報酬も安く済むとされています。
では、もう一つのアクティブ運用(アクティブファンド)はどうでしょうか。
アクティブ運用は指標となる数字を上回る成果を目指し、ファンドマネージャーが頻繁に売買を行うファンドです。
アクティブ運用は人件費も多くかかり、売買を繰り返す為手数料も多くかかります。
ですので信託報酬も1.0〜2.0%程度と高めに設定されています。
一見すると、
「指標を上回る成果を目指すならアクティブファンドの方が増えるんじゃないの?」
と思われがちです。
てすが過去の結果は全く違っています。
過去10年の結果で言えば、9割のアクティブファンドがインデックスファンドに勝てなかったという結果がでています。
理由は様々あると思います。
ここで言うように手数料が高い為、手数料を加味して最終的な運用益が負けた。
もしくは、ファンドマネージャーの力が及ばず運用成果が出なかった。
様々な考え方はできると思いますが、どちらにしても結果はインデックスファンドの圧勝です。
理由がどうであれ、安い手数料で勝てる可能性の高いファンドを選ぶのか、手数料が高く可能性の低いファンドを選ぶのか。
考えなくてもわかりますよね。
運用実績の高いファンドを選ぼう!
運用実績の高い商品を選んでください!
僕がお客様に提案する投資信託の商品の中には基準価額が3万円台、4万円台の商品もあります。
よくご提案をしていると、お客様から
「このファンドは値段が高すぎる。」
「1万円を切っているような安いファンドはないの?」
と話されます。
なぜ安いファンドが良いのか聞くと、
「1万円に戻れば利益が出る」
と話されます。
逆に高いファンドは嫌なのかを聞くと、
「ここまで高いと1万円に近づいたら大損するじゃないか」
と話されます。
前回のブログでもお話した様に、投資信託の基準価額はそのファンドの運用実績です。
投資信託の基準価額はそのファンドが利益を出し、それを積み上げる事によって高くなっていきます。
基準価額が高いというのはそれだけ実績を積み上げているということです。
もちろん、もうすぐ何かしらの暴落が起きて基準価額がもう少し下がるはず。
現在の相場環境からして、そのファンドはもう少し後に買いたいと言うのであればお客様の相場感なのでもう少し待っていただく事もあります。
お客様だけでなく、知識のない銀行員もそうですが、なぜか基準価額が1万円に戻る事を頭に入れて話されます。
その考えは捨ててもらえたらなと思います。
参考までに、現在楽天証券で取り扱われているファンドで、最も基準価額が高いファンドは83,589円のDIAM新興市場日本株ファンドです。(2020年7月20日現在)
そう、10,000円からスタートして83,589円になっているのです。
販売当初から保有していれば8倍になっていたという事ですね。
ですので10,000円を上回っているからと言って高いということはないのです。
ファンドを選ぶ際には基準価額が高いという安易な考えで候補から外すのはやめて、実績の高いファンドなんだなと考えるようにしてください。
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分配金の無い商品を選ぼう!
最後は分配金の無いファンドを選んだ方が投資効率が高いという事を話させてもらいます。
ただこれは絶対条件ではありません。
ご自身の投資に対するスタンスで選んでいただいても構わないと思っています。
投資元本を増やして資産を増やしていきたいという方は分配金のないファンドを選ぶようにしましょう!
理由は投資効率が悪くなってしまうからです。
投資信託の仕組みとして分配金を出すと分配金を出した分だけ基準価額が下落します。
また、普通分配金として受け取ってしまうと税金がかかって20%の税金が引かれてしまいます。
特別分配金として受け取ると、税金は引かれることはありませんが個別元本が下がります。
個別元本が下がると、最終的にファンドを売却する際に個別元本が税金の計算に利用される為、本来であれば利益が出ていないのにも関わらず個別元本以上の基準価額だった場合には利益が出たとみなされ税金が引かれてしまいます。
また、分配金を出さないということはその分をファンドが投資にまわしているという事にもなるので複利運用の効果も期待できます。
簡単なイメージを持ってもらうと、
あなたが雪だるまを作ろうと雪の上で雪玉を転がしているとします。
それを他の誰かが雪玉から雪をちぎり取ってあなたのポケットに勝手に入れて行く様なイメージです。
取られる雪の大きさに寄っては大きくならないどころか、小さくなってしまいますよね。
これが分配金を出す投資信託を選ばない方がいい仕組みです。
ただ、最初にも話をしましたが投資スタンスによってこれは変わります。
ある一定の資産を持っている方で、元金を増やすというより一定の不労所得が欲しいという方もいます。
そういった方には毎月分配のでる、基準価額の安定した投資信託を選ぶというのもアリだと考えます。
ただし、分配金の金額は絶対ではないですし、分配金を出し続けることで基準価額が下がり元本が減る場合もあります。
ですので、そういった運用を希望する場合は、分配金を出し過ぎていないのかということを充分確認した上でファンド選定をしていきましょう。
まとめ
本日のまとめです!
これらを考えることで選ぶべきファンドはかなり絞られてくると思います。
これから投資信託を始めてみようという方、今まで投資信託をやっていたけど損ばっかりしている方はこの4ポイントを参考にしてファンド選定をしてもらえたらと思います。
では、今日はこの辺りにして。
では、また!
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